今回は、私の英会話の実践法についてお話したいと思います。
基礎となっている考え方は、主に、以前に紹介した本、「お金と英語の非常識な関係 上下」を参考にしています。
その中で、「なぜ日本人アイドルが英語インタビューに答えられるのか?」、反対に、「日本語は世界の中でも習得が難しい言語と言われるのに、なぜ外国人力士が日本語インタビューに答えられるのか?」という話が出てきます。そこに英会話についての大きなヒントが隠されていました。
そこから掘り下げて、以下の6つを「捨てる」英会話が紹介されています。
捨てるのは、①日常会話、②専門外のトピック、③単語力、④文法、⑤ペラペラしゃべる、⑥きれいな発音、です。
さらに次の本では、捨てる項目として、⑦聞き取り、まで含まれています(笑)。
詳しくはこれらの本を読んでいただければと思うのですが、この切り替えが、自分にとっては目からウロコでした。
これで最低限の英会話をする自信ができました。
さらに、前回も出てきた本を参考にして、自分や日本のことについてある程度話せるように準備しました。
ただ、準備しておけば100%大丈夫、というわけにはいかないので、下の2冊の本だけは、海外に行く前に(それも空港に向かう電車や飛行機の中でですが(汗))、毎回復習しています。これで、現地につくまでに、①反射的に、②短文で、③口数で補足して、会話ができるようにトレーニングしています。
1,「たったの72パターンでこんなに話せる英会話」
これには、日常でよく使う単語も何気なく含まれています。この中の表現を駆使すれば、ほとんどの会話はできると思います。これを、イヤホンで聞きながらブツブツと口を動かして、筋トレのように英語用の口の動かし方を思い出しています。
確か、下の「レバレッジ英語勉強法」の中で紹介されていて見つけた本です。この「レバレッジ・シリーズ」は、他にもいろいろと役に立ちました。
2,「英会話ペラペラビジネス100」
これは、英会話の中でも、ビジネスの相手に失礼にならないための表現集です。ほとんどが単語か短文レベルなので、100通りと言っても、すぐに復習できます。それでも、実際にアメリカのホテルのフロントと、直接または電話でやりとりするのも、ほとんどこれで何とかなりました。また、フロントのスタッフが客の応対や電話しているのを横で聴いていたら、この本に出てくる表現をほとんどそのまま使っていたので、やはり丁寧な表現なのだと思います。著者もNHKの英会話教室によく出ていたアメリカ人です。メールを書くときも、ほとんどこの本の表現で何とかなっています。
単語も、日常会話程度なら、この2冊でけっこう何とかなります。というか、私の英会話能力は、ほぼこの2冊だけ、といっても過言ではありません(笑)。でも、この本の知識と、あとは度胸で、何とか今まではトラブルを乗り切ってこられたのも事実です。
余力があるときだけ、「DUO3.0」という単語集を聞き流していますが、私がこの中の単語を使うというよりも、何かに書いてあったり言われたことの中でたまに出てくる単語知識として、知っていれば損はないかな?といった程度です(あくまでも海外に数日間、学会やセミナーに行く私にとっては、ですが)。
この本には、別売りですが復習用CDがあって、1時間で聞き流せます。さらにそれを倍速再生すれば、30分で一巡できます。
発音は、上記の捨てる項目に入っているので、真面目に練習したことはありません。こちらが何度言っても相手がわかってくれなかったのは、今のところ、スイスの学会で話題に出した、「アルプスの少女ハイジ」のハイジだけです。「ほら、あのクララやペーターが出てくる話だよ」と説明したところ、「もしかして「ハイディ」のこと?」と言われました。これ以外は、今のところ、私のカタカナ発音と補足の説明で通じています(笑)。