MISで使う器具:ビーバーメス

メスにはいろいろな形状や大きさのものがありますが、足の外科のMISでは、小型のビーバー・メスとういものを使うことが多いです。私は、主に刃の幅が3mmのビーバー64と、たまに幅1.5mmほどの64MISというものを使っています。これらが、小切開を可能にします。

上がビーバー64、下が64MISです。

64MISは、ハンマー趾の手術で短趾屈筋腱を切るときや、槌趾で長趾屈筋腱を切るときなどに使うことがあります。当初、日本ではカタログに掲載されているだけで扱っていませんでしたが、代理店に連絡して、日本でも使えるようにしていただきました。最近はあまり使っていませんが・・・。

太い針で刺したのと傷の大きさがあまり変わらないため、趾間を切るときなどでは傷の処置をしにくいこともあり、傷を縫わないこともあります。

何箇所か切ると切れ味が落ちるので、刃の部分は使い捨てです。


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