MISの書籍 その0

順番がだいぶ前後してしまいましたが、今回は「MISとの出会い その2」でもご紹介した、私が最初に出会ったMISの本についてです。

以前も書きましたが、矢印は東日本大震災のときに棚から落ちて破損した部位です。

Prado先生方がスペイン語で書かれた本の英訳です。そのためか、英語が若干こなれておらず、また知っている限り第2版が出ていないので、多少の記載ミスがそのままだと思います(本文と図があっていないところが少しだけですが)。

骨切りをした箇所もワイヤーやスクリューで内固定しない、いわゆる第1世代MISの説明が主ですが、前足部から後足部疾患までのMISが載っています。

今まで紹介してお勧めしてきたMISの書籍その1その6にもないような細かい基本が、フルカラーで掲載されているのが魅力です。

是非お勧めしたい本とDVDですが、日本では入手しづらいのが難点です。

が、私が知っている範囲で、購入できる可能性のある方法をご紹介しておきます。

その1

この本の最後にある、www.minimallyinvasivefootsurgery.comから申し込む。

この販売サイトでは、10%オフの198ユーロでDVD付きになっています。

ですが、このウェブページは10年前から表示が変わっておらず、今でも有効かどうかは不明です。私自身は問い合わせをしたことがないので、買えなかったらごめんなさい。

その2

アメリカ足病医の通販サイトで申し込む(safariではうまく表示できないことがあります。その時にはブラウザを変更してみてください)。

Surgical Instruments and Supplies
Specializing in products for Minimally Invasive Podiatric Surgery.

2011年にMIS用の器械をいろいろ探し回っていたときに、どういうわけか、たまたまここの名前が入った領収書の写真をネットで見つけて、そこからたどって発見したサイトです。何度か使ったことがありますが、親切なことに、出荷のときには、早く届くが高い航空便にするか、時間がかかるが安い船便にするかどうか、なども聞いてくれます。

この本が285ドルで売っていますが、今日(2022年2月15日)見たら、売り切れになっていました。再入荷するかどうかはわかりません。

ここではMISの手術器械なども売っているので、ご興味のある方はのぞいてみてもいいかもしれません。

アメリカの足病医のところに勤務されている看護師さんが運営しています。

2014年にシカゴで行われたアメリカ足病医向けのMIS手術セミナーのときに、会場や懇親会にこのクリニックの先生とこの看護師さんも来られていたので、挨拶させてもらいました。数年後に、日本にいるアメリカ人で足の痛みで困っている方がこの先生にメールで相談したところ、私を勧められたとのことで、受診されたことがあります。このクリニックでは、有名なIsham先生も手術しに来られているようなので、その愛弟子ということになりますね。2021年12月に行われた24時間インターネット学会で講演されたIsham先生の後ろに、この先生も一緒に写っていましたし。

この本の著者の一人、Prado先生は、海外でお会いするといつも声をかけてくれますし、私もいつも質問させていただいています。

故Golano先生は、東日本大震災のあとに、私に安否を気遣うメールを送ってくれました。また、何度目かのバルセロナでのMIS手術セミナーのときに自分の指を切ってしてしまったことがあるのですが、そのセミナーの最後に、自分がいたテーブルの足は感染症がないことを証明する書類を渡して、安心するように言ってくださいました。

ただ一人だけ、共著者3人の中で、真ん中に名前の出ているRipoll先生とはお会いした記憶がありません(笑)。

たとえ買わなくても、もし海外でも見かける機会があれば、ぜひ手にとって見てください。故Golano先生の定評ある美しい解剖写真が、まるで図鑑のようでもあります。本当に美しく、買って10年たった今見ても、子供の頃の図鑑をめくるようなワクワク感があります。

私にとっては、いろいろ思い出の詰まった本です。

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