日本では、外反母趾に対する第3世代MISついて書かれた書籍はほとんどありません。
理由は簡単で、2022年2月現在、国内では私しか行っておらず、私があまり書いていないからです(笑)。
論文もそうですが、私は、欧米の学会に参加するようになったのを境に、頼まれない限り日本語では本や論文を書かないようにしています。詳細は省きますが、英語で検索されて出てこない本や雑誌にいくら投稿しても、この世界、業界では、存在しないも同然の扱いだと実感したからです。
また、今まで海外の先生方から勉強させていただいた分、自分自身も、少しでも知識や技術を世界に還元させていただきたいと思っています。そのためにも、やはりより多くの方に読んでいただける英語での投稿が重要です。
さて、今のところ、依頼をいただいて日本語で書かせていただいたのは、整形外科専門誌の特集号に3つです。そのうちで、最初がこの本です(訂正します。この本は2冊めでした)。
2016年4月に全日本病院出版会から出版された、Monthly Book Orthopaedicsという月刊誌の「外反母趾の治療最前線」の最終章に、「外反母趾に対する経皮的手術法」というタイトルで、フルカラー13ページで掲載していただきました。
ここでは、私が外反母趾の重症度に応じて使い分けている数種類のMISの方法を紹介しました。
残念ながら、2022年2月20日現在は、Amazonや楽天では購入できません。
他の2冊も、そのうちに機会があればご紹介します。
足の外科のMISについては、世界でもどんどん進化していますし、私自身の手技も日々改良に努めているので、本になった時点ですでに古い方法なりつつあります。なので、教科書的な本を書く機会は、当分はないのかもしれません。
なお、2022年4月頃に、MICA法のコツについて、数ページですが、他の出版社から出版される予定なので、そのときには報告させていただきます。
私の拙い文章よりも、私の師匠たちも寄稿されていてよくまとまっている本を、例によって下に並べておくので、ご興味があればご覧ください。