MISについての書籍 その1

以前も紹介しましたが、2010年にヨーロッパの学会で買って帰った本は、基本的な概念や手技を学ぶには最適なのですが、Amazonなどでは扱っておらず、日本では入手が難しいようです。また、手技的には少々古くなってきたところもあります。

ここ10年ほどで、手術手技や成績などの個々の報告論文は増えていますが、教科書的にまとまっている本はあまりありません。

それでも参考にしたい方もおられると思うので、私の知る範囲でご紹介していく予定です。

その中でも入手ししやすく、まずお勧めするのが、この本です。

日本のAmazonや楽天ブックでも購入できますし、電子書籍にもなっているので、買ってダウンロードしたらすぐに読めます(もちろん英語ですが)。

内容としては、アメリカからスペインに渡って、さらにイギリス、フランスを中心に発展した最近のMIS手技について、よくまとまっていると思います。私の師匠に当たる先生方や、国際学会で面識のある著明な先生が寄稿されています。

編者のAnthony Perera先生はイギリスの先生ですが、2018年に木更津で行われた日本足の外科学会に来られていたのでご挨拶し、翌2019年のモロッコの学会でもお会いしました。もちろん、もうひとりの編者のMark Myerson先生は、この業界では知らない人のいない、アメリカ足の外科学会の重鎮です。

さらに突っ込んだ、まだ論文にすらなっていないような最新のトピックスについては、国際学会のときに仕入れるか、国際学会が主催しているSNSの症例発表や検討会で仕入れるしかありません

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