2026年1月31日、東京で開催された第31回関東足の外科研究会において、母趾に生じたNora病変と考えられる症例を発表しました。

Nora病変、Nora’s lesion (BPOP; bizarre parosteal osteochondromatous proliferation、奇異性傍骨性骨軟骨異常形成症)は、Noraらが1983年に初めて報告した疾患で、手足に多く、30,40歳台に多いですが、すべての年台に起こりうるもので、骨膜の外傷後の過剰な修復プロセスが原因とする説や、腫瘍説があります。
周辺の関節包や骨膜を含めてかなりアグレッシヴに切除しても、術後の再発が非常に多く、再発して2回目の手術をしたとしても、再発するおそれが高いと言われています。
この症例は、生検や手術は行っていません。
当院に限ったことではありませんが、明らかに良性と考えられる腫瘍以外は生検や手術はせず、腫瘍専門病院に紹介するのが一般的です。万が一、悪性腫瘍だった場合、悪性の細胞を取り残したり、回りに拡散させてしまうおそれがあるからです。





